ピックガード・フィンガーランプ【楽器製作所RMI】

どうも、るいなです。

世はクリスマス。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

僕はね、寒いのが苦手なんですよ。

早く日本にも冬眠制度を用意してくれ。

そんなこと言ってもね、交通整理のお仕事をされている方なんて関係なく屋外で働くわけで…

甘えてんじゃねえ!と思うわけです。

男の弱音ほど聞きたくないものはない。

ということで本題はこちら。

・楽器を保護するピックガード

・指弾きをスムーズにするフィンガーランプ

・指を置くためのフィンガーレスト

『1台3役のベース用アタッチメント』

今回の楽器は『Ibanez BTB747』。

僕も愛用していたことのある、7弦ベース。

弦が多い?

最近のベースってこんなもんよ。

これはフィンガーランプ。

指弾きをする際、指を深く入れすぎることがなくなるアイテム。

素材はマッカーサーエボニー。

名前かっこよすぎだろを。日本だと縞黒檀(しまこくたん)と呼ばれている。

そしてこっちがピックガード。

何もしなくてもかっこいいベースなので、あまり主張しないデザインにした。

こちらも素材はマッカーサーエボニー。

無駄な造形。

指板を延長したように繋がる形が気に入っている。

よく見て、指板のエンドにあるウネウネ。

このS字曲線に合わせるのが1番むずかしかった!

いつも小学生の図画工作みたいな感想になっちゃうのゆるして。

ピックガード製作:48,500円
フィンガーランプ製作:11,000円

今回は上記の値段にてつくった。

価格はデザインや素材、ご要望に合わせて変動する。

今回は全体調整なども行いました。

お任せいただき、ありがとうございます。

おわり。

ピックガード・フィンガーレスト【楽器製作所RMI】

どうも、るいなです。

今回もつくりました。水っぽいの!

https://x.com/ruina_miyashiro/status/1699933544251097393?s=46

限りなく水に近づけるように奮闘した。

いや、今回は奮闘した。

2回言うな。

まず、ボディが湾曲しているため、ビスにて固定しなければならない。

ビスで固定する場合、“水らしさ”を損なってしまう気がした。

ただ、搭載してみたら意外と似合う。

むしろ、六角のボルトが液体である“水”を留めるかのようなデザイン。

我ながら気に入った。

今回はボディに穴を設けさせていただいた。

お許しを。

安心して欲しい。

その穴にインサートナットを埋めるとどうだろう。

ご覧の通り、木材加工と金属加工のハイブリッドな印象を得ることができた。

ピックガードが外れた状態でもかっこいいから困る。いや、困らないんだけど。

要するに、メカメカしくて最高ってわけ。

そこにピックガード、これを5点の六角ボルトにて締結。

んひ〜!改めて見るとこのデザイン可愛すぎる…アシンメトリーを極めていて大好きだ…

そう、今回のポイントは5弦のネックエンド部分付近のデザイン。

4弦の真下までピックガードが抉り取られている。

こんな形状、今までの自分では思いつかなかった。なんか新しい風吹いたな〜って思った瞬間。

そして、僕の脳内にて、【審査員特別賞】を受賞した。

『泡と水滴』そんなイメージ。

自分の言ってることがアホすぎて笑ってる。

はい!真面目にまとめます!

ボディを保護するためのピックガード。

そして、指の置き場所をつくるためのフィンガーレスト。

この作品は、主にこの役割を担当する。

“秀美性”と“機能性”の両立を目指したアタッチメント。

オーナー様が山梨県にお越しくださって、直接お話しをして進めました。

お時間を割いていただき、うれしいです。

今回は38,500円(税込)にて製作しました。

参考になれば幸いです。

おわり。

6個もつくり直してるのほんとおもろい。

フィンガーレスト・フィンガーステップ【楽器製作所RMI】

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

「ぷるるんぷるるんぷるるんぷるるんしずくちゃん!きれいな森守るっためっ♪」

気がついたらこれを口ずさんでいた。

懐かしいね、『ぷるるんっ!しずくちゃん』。

はい。真面目にやります。

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

え〜、これは水ではありません。

アクリルです。

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

ピックガード、フィンガーステップ、フィンガーレスト。

3つの機能を持たせたため呼び方に困るのだけれど、一言で説明するならベースを弾きやすくするアタッチメント。

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

今回はワーウィックというメーカーのエレキベースに取り付けた。中でもこちらは代表的なモデル、コルベット。

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

「んにしても!!!!ここがかわいい!!!」

水をこぼしちゃったようなデザインにしてみた。

いかがだろうk僕は最高に気に入っている!!!

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

これは指を置くための凹み。フィンガーレストの役割を担当している。

フロントピックアップよりネック側のポジションで指弾きすることが可能になったってわけ。

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

そして、スラップ奏法の際に指の入り込み具合を調整するため、5mmの厚さを採用。

ここはフィンガーステップの役割を担当。

また、スラップ奏法をしているとボディに爪が当たり、塗装が剥げる。

これを防ぐ効果もあるため、ピックガードとしての役割も兼ね備えている。

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

オーナーのこだわりで、1弦側はなるべく面積を多く取るようにデザイン。

「それ以外はお任せで!かっこよくやってください!」

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

とのことで、5弦側は自由にやらせてもらった。

「自由人ですね。」

高校1年生の担任の先生に褒められちゃった時のことを思い出したね!たぶん褒められてないけどね!

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

アメーバみたいで最高。

固定方法は圧力のみ。

ボディに穴を空けずに装備しているため、着脱もかんたん。赤ちゃんでもできる。

以上、指を置くためのフィンガーレスト。スラップ奏法の際に指の入り込み具合を調整するフィンガーステップ。そしてボディの保護も兼ね備えたピックガードでした。

金額は38,500円(税込)で製作しました。

参考になれば幸いです。

フィンガーレストフィンガーステップピックガード

おわり。

2023/4/17 オーナー様より演奏動画をいただきました。ありがとうございます。

スラップスロープ・フィンガーランプ【楽器製作所RMI】

こんにちは、るいなです。

今回も楽器用アタッチメントパーツのお話です。

では早速、主役の楽器をご紹介。

ご存知の方は震えが止まらない。ケーニグセクですら道をゆずる”Carl Thompson”(カールトンプソン)のフレットレスベース。

ちなみに、”ケーニグセク”はスウェーデンのハイパーカーブランド。

そんな”鳴る伝説”とも言えるこちらの楽器。よく見ると傷や艶が出ているのがわかるだろうか。

そう。今回はこのようなボディ本体へのダメージを防ぐため『ピックガード』、加えて『フィンガーランプ』を製作した。

詳しくみていこう。

伝説に手を加えることの罪は重い。ベース自体の造形美に負けないよう、コテコテのデザインで対戦を挑む。

イカ墨を垂らしたような黒い水たまりはボディを傷つけないための”ピックガード”。

そして厚みがあるため、スラップ奏法の手助けをする”フィンガーステップ”、そして”スラップスロープ”の役割も果たす。

さらに画像左側をご覧いただきたい。この穴あきスポットには親指を置ける。そう、指弾きのアシストも兼ねる”フィンガーレスト”でもあるのだ。

「1台4役とはこれのこと!」

炊飯器みたいなキャッチコピーだな。家電量販店に勤めていた時代を思い出させないでほしい。

デザイン性だけを重視したように見えるのに、機能美までしっかり備えている。

こういった抜け目のないアイテムはかなり心に刺さる。自画自賛。褒めて伸ばすタイプ。

そして、よく見るとピックアップの間に挟まっている四角い塊”フィンガーランプ”も製作した。

こちらは素早い指弾きを行うときにめっちゃ役に立つアイテム。ありえんくらい指弾きが楽しくなる。

ピックガードは自慢の”キモデザイン”を存分に発揮。シルエットだけで見ると本当に意味がわからない。

気になる作り方はとてもシンプル。厚紙などで形状を決め、木材で実際に削り出す。

その後、厚み・丸みの調整をし、最後に楽器本体と同じオイルで塗りたくる。訂正 : 適切な量を塗る。

素材は黒い木材を”アフリカンブラックウッド”、赤い木材は”ブラッドウッド”。

後者のブラッドウッドはその名の通り、加工していると血液みたいな赤い粉がドバドバ出る。こわいて!

そんなこんな騒いでいると完成する。

楽器の持ち主とは奇声をあげて喜んだ。

最後に。

今回も楽器本体には加工せず、搭載可能なアタッチメントパーツを製作した。

正直、厚紙とガムテープで製作しても効果はある。

しかし、このようにファッション感覚で装備するのも楽しみ方のひとつ。

「こんなアイテム欲しいな!」

なんて気軽に声をかけてくれれば嬉しいです。一緒に快適楽器ライフを作りましょ!

『楽器製作所RMI』はあなたの大切な楽器をお任せいただけるよう、力を尽くします。

今後もどうぞご贔屓に。

おわり。

ピックガード・フィンガーランプ【楽器製作所RMI】

どうも、るいなです。

最近は暖かくなり、工房に遊びに来てくださいくれる方が増えて嬉しい日々を過ごしています。

今回は僕が得意とする”専用デザイン”のエレキベース用アタッチメントパーツを2つ紹介します。

とりあえず完成図をどうぞ。

このワーウィック製のとんでもない7弦ベース、よく見ると真ん中に黄色っぽい塊、その上に透明の何かが付いています。

これがアタッチメントパーツです。単体で見てみましょう。

ピックガード

こちらが”ピックガード”と呼ばれているパーツです。

まるで水溜まり。

ピックガードとは書きましたが、スラップ奏法の際に指が入り込み過ぎないようにするための“スラップスロープ”の役割も兼ね備えたアイテム。

今回はスラップ奏法のアシスト・ボディの保護・指の置き場作り、この3点を全て叶える為に専用設計で製作しました。

楽器本体に穴空けはしていません。

今回は元の状態に戻すことの出来ない加工は行わない、という方針でした。

料金は22,000円(税込)から承ります※デザインや素材により金額が変動します。

フィンガーランプ

続いてこちらの黄色い塊がフィンガーランプ。

主に、指弾きでの演奏性アップのために装着するアイテム。

こちらも指が深く入らないように制限され、速弾きなどのテクニカルな演奏をされる方が装着していますね。有名な方だとアドリアン・フェロー氏など。

今回はデザイン性を重視し、”ボコーテ”という木材で製作。

狙い通り、奇怪な色合いになりました。褒めてる。

こちらも穴空けはしていません。

ピックアップ(黒い塊の方)の側面に両面テープを貼り、固定しています。

※両面テープはこちらを使用しました。自作される方は是非。

フィンガーランプの料金は11,000円【税込)から承ります。※仕様により金額が変動します。

スウィープ奏法もやりやすいらしい。変態め。

【まとめ】

自作して楽しむもよし、オーダーするも良し。

アタッチメントパーツ1つで上達が急に速くなったりします。

楽器製作所RMIは『演奏性・デザイン性』共に理想の楽器に近づけるお手伝いをします。

楽器との素敵な生活をお送りくださいませ。

おわり。