何はともあれ、マフラー音。
音を聴いていただかなければ、話は進まない。
気になっているのは、このジリジリとした音。
納車した直後はビビり音もなく、乾いた爆発音を奏でていた。
この音である。
毎日聴いていた。もはや音楽。
つまり、マセラティは楽器。
そんな最高の楽器にすべく、マフラーの異音の原因を探す。
最初は金属の部品が、車体にぶつかっているのかと思っていた。
しかし、特定の周波数によって異常に振動してしまう箇所があるとのこと。H様いつも車のことを教えてくれて勉強になります。ありがとうございます。
吸排気系を少し見直してみると、サクションパイプに亀裂を見つけた。
ここから空気が侵入してしまい、ビビり音に繋がるのではないかと推測。
早速パーツを取り寄せた。
「なんでエアクリーナーもあるの?」
旧車など、クルマに詳しい方ならわかるかもしれない。
パーツが少なくなりつつある車のパーツは見つけ次第、買っておく必要があるのだ。
というわけなので、サクションパイプ付きのエアクリーナーボックスを丸ごと購入しておいた。
もともとついていたサクションパイプを取り外して確認。
亀裂があった。しっかり破けてるね。
ここから空気が入り込んでいると思われる。
さっそく交換。
施工をしてくれたのはSさん。いつもお世話になります。
OK。
音を聴いてみよう。
治った。
妹がケタケタ笑ってるけど許してあげてほしい。
お陰様で、山中湖に撮影に行くことができた。
紅葉が綺麗な時期に間に合ってよかった。
ありがとうマセラティ。
結論。
ビビり音の原因は、サクションパイプの亀裂から空気が入っていたことによる振動だと思われる。
修理した以降、記事を書いた本日(2024年3月22日)まで、全く問題なくいい音を奏でている。
お仕事でもプライベートでも大活躍をしてくれているマセラティ、5代目クアトロポルテさん。
これからもたくさん修理して、仲良く暮らしていきます。
ではまた。
おわり。