どうも、るいなです。
今回運ばれて来た楽器はこちら。
![フレット打ち直し・リフレット・schecter Diamond Series Jerry Horton SignatureModel](https://ruinamiyashiro.jp/wp-content/uploads/2024/05/phonto-3-2-1024x682.jpg)
僕の任務はフレットの交換。
そして、締め切ったトラスロッドに余裕を作ること。
トラスロッドについて、ご存知ない方は以下のブログを読んでほしい。
さて、トラスロッドが楽器の寿命にも等しい価値があることがわかった皆様。
この度、搬入されてきた楽器はトラスロッドが締め切ってしまった状態です。
いわば、もう力を使い果たしたネック。
これを修理してみます。
![フレット打ち直し・リフレット](https://ruinamiyashiro.jp/wp-content/uploads/2024/05/phonto-5-1-1024x682.jpg)
まず、古いフレットを抜く。
次に、指板を整える。
この際に、トラスロッドを緩めてから施工を行うことで余裕を作ることが可能でした。
最後に新しいフレットを打ち直して完了。
正直、特別なことはしていないです。
![フレット打ち直し・リフレット](https://ruinamiyashiro.jp/wp-content/uploads/2024/05/phonto-4-1-1024x682.jpg)
ほらこの通り、といっても見た目ではわからないけど修理成功。
・トラスロッドを初期の状態までリセット。
・弦高は12フレット位置で1弦、6弦ともに1.5mm。
![フレット打ち直し・リフレット](https://ruinamiyashiro.jp/wp-content/uploads/2024/05/phonto-2-1024x683.jpg)
最後にセットアップを行い、納品です。
今回はこんな感じでリフレット、そしてトラスロッドを初期の回していない状態に戻すことができました。
![フレット打ち直し・リフレット](https://ruinamiyashiro.jp/wp-content/uploads/2024/05/phonto-6-1-682x1024.jpg)
オーナー様からは、「特別な楽器」であるとお聞きしています。
信頼してお任せいただき、光栄です。
これからも末永くお使いください。
おわりに
替えの利かない楽器はたくさんあります。
値段が高価であることや、特別な思い入れのある場合など様々。
修理してまで使いたくなる楽器を、これからも大切になさってください。
おわり