どうも、るいなです。
お年玉はもらいましたか?
僕はさっそくありがたいご縁に恵まれました。予期せぬお年玉です。
また沢山の楽器を預けていただき、おかげさまで慌ただしい日々を過ごしています。
気を引き締めます。
「演奏中に3弦や4弦がナットから外れる」
とのことです。
改善策はいくつかありますが、今回はテンションバーを取り付けることになりました。
まずはギターを寝かせます。
テンションバーを後から取り付ける場合、落とし込み式のヘッドタイプになるかと思います。
テンションバーを用意します。
このとき、両サイドに出っ張りがないように仮置きします。
ヘッドの外周よりも飛び出てしまうと、首でかけるタイプのスタンドに入らなくなってしまいます。
仮置きしたら、慎重に穴あけ。
綺麗なヘッドにいきなり刃物を向けるのはいつまでもこわい。
いい感じ。
美しく穴が空くと気分がいいです。
このあと穴の周りは面取りするんですが…
組み込みます。
軽く弾かせていただき、ナットに充分な力が掛かっていることを確認します。
ちょうどいいところを見つけるのが、僕たちの仕事かなと思っています。
タルマン。かわいい。
白ボディにベッコウピックガード、大好きです。
最後にアームを上げた状態で“3弦の音程が1音上がる”ように全体を調整をしてご納品。
こだわりのセッティングですね。好きですこういうの。
そして今回も郵送にてご依頼をいただきました。
信頼してお任せくださり、ありがとうございます。
実はナットの交換でも対処できる内容なのですが、テンションバーの取り付けをご希望でした。
機能だけでなく、ルックス面を考えてのご判断。
僕もこのカスタム気に入りました。
60~70年代の発展途上なヴィンテージギター(ビザールギター)みたいでカッコかわいい。
独自のセンスとメカニカルな思考をお持ちのお客様です。
テンションバー取り付け:7,700円
おわり。