どうも、るいなです。
紅葉もそろそろ終盤。
熊が出そうな池まで嫁とドライブしたり、今年の秋も楽しみました。

今回はトーンのノブを遮断し、ポットも撤去して無かったことにしたいという内容。
まずはトーンのポットから取り外します。
アクティブピックアップなので、25kΩのポットが排出されます。

アウトプットのジャックが2箇所にあるタイプのギターです。
配線を少し変更して音出しの確認。

トーン回路遮断の配線変更:5,500円
トーン回路の遮断はこれにて完了。
続いてトーンノブの設置されていた部分に穴が空いているため、埋めます。

穴埋めをして、塗装。
ホワイトのラメ(パール)を色合わせ。
光の角度によって、元々の塗装との繋ぎ目が見えます。

完全に違和感のないようにするには、丸ごと塗装を替えるリフィニッシュが最適かと思います。
今回は、ご希望により簡易的な色合わせの塗装を行うことになりました。
穴埋め:4,400円
※色合わせの塗装を行う場合 +11,000円

弦の交換もしました。
この弦は、ザラっとした触り心地と音色が鳴るため個人的にも好きなシリーズ。
通常の弦とは異なり、鉄とコバルトを配合した合金の弦らしい。

ちなみに、オーナー様はギタリストのJason Richardson(ジェイソン・リチャードソン)が好き、とのこと。
ご希望により、お預かり時よりも少し太めの弦にて交換しています。
チューニングはドロップG。
7弦から《GDGCFAD》の順番でチューニングします。
彼も多用する、アームを瞬時に上下させて音程を揺らすクリケット奏法が行いやすいようにブリッジを調整。

「いちばん好きなギタリストは?」
と聞かれたら、僕もジェイソン・リチャードソン。
オーナー様と気が合って、嬉しい気持ちになりました。
僕も何曲か練習しました。

追加でナットも交換しています。
今まで拝見したKiesel Guitars(キーセル ギターズ)は、ナットの寸法が余裕をもって作られていることが多かったです。
そのため、1フレット近辺での弦高が高く、ナットの溝切りを行うことで弾きやすくなりました。
また、純正品のナットは弦と接する面積が少ない構造でした。
それ自体は問題ではありませんが、Kiesel Guitarsの一部のモデルは構造上、ヘッドの角度が浅く作られており、共振が大きく鳴ります。

※ナットにかかる力が不足しているために起こる症状かと考えています。
「ファン」という残響音がナットとペグの間で鳴る状態です。
今回はその残響音が気になるため、お預かりすることになりました。

改善策として、弦と接する面が多い形状のナットを作りました。
スポンジを挟む、テンションバーを取り付けるなど他の改善策もご提案させていただきましたが、今回はナット交換のみで様子をみることになりました。

残響音を完全に消すことは簡単ですが、見た目や使い心地とバランスを取る必要があります。
オーナー様が考える、ちょうどよいバランスが見つかるように今後も協力させていただければ嬉しいです。
新しい商品のアイデアとリクエストもいただきました。ありがとうございます。
おわり。
