どうも、るいなです。
以前より、パワーステアリングのホースからオイルが漏れていました。
直進であれば漏れてこないのですが、曲がる際にハンドルを回すと吹き出します。
4回も曲がればタンクのオイルが空になり、オイル不足で「ギィーギィ」と異音がしていました。
まともに走れない状況が続いていましたが、今回でようやく修理が完了。
手順をメモしておきます。
覚えているうちに書いておかないと忘れる。

まずはジャッキで片側から少しづつ車体を持ち上げる。
スタンドで支え、念のためホイールを下に入れておきます。
クルマの下敷きになったら命が危ない。
H君に教わってからこのようにしています。
もっと安全な方法があったら教えてください。

パワーステアリングホースの片方が繋がっている、ステアリングラックという油圧制御のパーツにアクセスします。
まずマフラーを外さねばなりません。
フロントのマフラーには酸素濃度を測っているO2センサーがありました。
外してラジエーターの手前にひっかけておきます。

エキゾーストマニホールドから生えているボルトがねじ切れましたが、無事にフロントのマフラーが外れました。
活躍したのは13mmのディープソケット。

マフラーを支えていたゴムパーツは崩壊。
原型がわからないほどに劣化しています。
いずれ交換しよ。

これはエキマニの熱からパワステホースたちを守っている遮熱板。
右側なんて、ちぎれてボルトも紛失しています。
やさしく回して外します。

ようやくステアリングラックへの締結部分が見えた。
漏れはこの締結部分ではなかったようです。
19mmのソケットと首振りのラチェットで取り外し。
どのホースがどのボルトに繋がっているのか、辿っていくのが何よりの難関。

ステアリングラック側が外れたら、次はパワステポンプ側です。
こちらは22mmのソケット。
延長したり、角度を調整してなんとか取り外します。
ボルトの頭が見えないので、指先の感触が頼り。

外れた~!
大量のオイルが垂れるので、段ボールを敷くのを忘れずに。

両側はバンジョーボルトで締結されていました。
穴が開いているので、あまり力をかけすぎるとねじ切れそうで怖い。

パワーステアリングホースを取り外しました。
中央のカシメ部分から滲んでいる様子。
これはどうやら高圧側。
低圧側は問題なかったので、今回はそのままです。

そう、アルファロメオ156のパワーステアリングホースは生産終了品。
ということで既存のホースを修理していただきました。
牧野ラジエーター様、今回は大変助かりました。ありがとうございます。
よっしゃ、取り付けていきましょう。

そうだった。
ドレンワッシャーは再利用できない。
思い出してアストロプロダクツさんにて購入してきました。
サイズはラック側が内径14mm、ポンプ側は内径16mm。

クルマの下に潜ってラック側を締める。

次にポンプ側を締める。
最後にキーを挿してハンドルを右と左に30往復程度。
エア抜きして、ポンプに空気が入っていない状態であれば完成。

最初は泡立っていましたが、泡も完全に消えました。
恐る恐る車を地面に着地させ、敷地内をぐるり。
漏れなく、走りました。
もう感動。

ハンドルを回すと少し「ウィー」って鳴いていたので、空気が入り込んでいる可能性を疑いもう一度エア抜き。
音は完全には消えませんでしたが、元々こんな感じだった気もする。
原因はポンプの可能性かもしれないので、次はポンプを交換してみるかな。
おわり。
