どうも、るいなです。
ギターを弾いていて、もっと低い音がほしいと感じる場面は多いでしょう。

今回ギターを持ち込んでくれたオーナー様も、同じ悩みを抱えていました。
エレキギターで低い音を出すためには、いくつかの答えがあります。
今回はオーナー様のご希望があり、弦を太いものに交換することに。
これもひとつの正解。

バリトンギター専用弦《24-84》を張るために。
《24-84》とは。
1弦から6弦の太さを表したサイズの規格。“ゲージ”とも呼ばれます。
一般的なエレキギターの弦ゲージは《09-42》です※インチで表記されています。
通常のエレキギター用弦とは異なり、《24-84》は規格外に太いです。
そう、ペグの穴に弦が入りません。

ペグのメーカーや、張る弦の組み合わせによってサイズの合わないところは異なりますが、主に5弦と6弦がペグの穴に入らないことが多いです。
ギターにベースの弦を張ろうとしているイメージ。
そうなれば、ギター用のペグにベース弦を張るため、ペグの穴を広げて搭載可能にします。
さっそく金属用のドリルでペグの穴をあけました。

ミチミチに弦が埋まってしまってオーナー様と笑い転げた。
ペグの穴を広げることに成功。

次にブリッジ。
極端なダウンチューニングをするために、障壁となるのはオクターブ位置の音程です。
弦が太くなるほど、ブリッジのサドルは後ろ(ボディエンド側)に寄る。
要するに!弦の太さが変わるため、オクターブ調整が必要ってわけ。
それにしてもスプリングが窮屈そう。

こうして。

こう。
黄色いのは、ボディを傷つけないために貼り付けたマスキングテープ。
スプリングが短くなり、密度が他の弦と均一になりました。
機能に関係はないですが、見た目が美しいです。自己満足の領域。
しかし、ここまで調整してもオクターブが合わず。

結局ここまでスプリングを短くしました。
6弦なんてスプリングがないもんね。
この位置でオクターブチューニングが合うので仕方ない。
普通のエレキギターでは見たことのないブリッジの配置。
これが低い音を出すということ。
太い弦を張るということ。

弦の太さに合わせて、ナット溝の幅も調整します。
いや〜、かっこいいヘッド。
自己肯定感が上がる。
ジリコテのヘッドトッププレートがお気に入り。

ギター本体は僕がつくりました。
30インチスケールのバリトンギター。
モデルは『Cetus melvillei(ケートス・メルビレイ)』
ペグ穴の拡張とオクターブ調整にて、《24-84》の極太ゲージ弦を張り。
1オクターブ下から、さらに全音下げのチューニングに変更しました。
具体的には、6弦から“D・G・C・F・A・D”。
エレキベースよりもさらに低い音をエレキギターで出力している。
いやいや、かっこよすぎ。僕がほしいです。
自分用のバリトンギターも早くつくりたい。
そして早くこれをやりたい。
今回使用した弦はこれ。
【Amazon】D’Addario ダダリオ ベース弦 ニッケル Fender Bass VI用 .024-.084 EXL156 【国内正規品】
ペグ穴の拡張:2,200円〜※1箇所
オクターブチューニング調整:1,100円
おわり。
