どうも、るいなです。
ドロップCチューニング、大好きです。
それはもうメタルがカッコよく弾けるので!

今回はレコーディング(録音)している際に、特に3弦の音抜けが悪いと指摘があったとのことでベースをお預かりすることに。
お伺いしたところ、チューニングを下げてからはまだベースの調整をしていない。
さっそく、ドロップCチューニングにするための調整へ!

レギュラーチューニングから音程を下げる場合、オクターブの音程が合う位置やネックの反り具合が変化します。
見た目ではわかりにくい部分なのですが、弦の引っ張る力が小さくなるのでネックの反り方向が動いたり、12フレットを弾いた際の音程がズレてしまいます。
それぞれ、調整箇所ごとに説明します。
目次
ネックの反り具合を調整する。トラスロッドを回す理由。

こちらのベースは元々ネックが順反り(弦の力に引っ張られる方向)だったので、トラスロッドを右に回します。
いわゆる締める方向。
トラスロッドとは。
ギターやベースのネックに埋め込まれた、金属の棒。弦の張力や湿度によるネックの反りを矯正するために回します。内部の六角ナットを回し、ネックに加わる力の方向を変えることで、好みの反り具合に調整することが可能です。
音程を下げるダウンチューニングをすると、弦の張りが弱くなるためにネックに加わる力も小さくなります。
そのため、レギュラーチューニングから音程を下げる場合はネックの反り具合をもう一度見直して、ドロップCチューニングに合ったネックの状態にします。
今回はストレート、まっすぐな状態まで矯正しました。
オクターブの音程を合わせる調整。ブリッジの駒を動かして、チューナーで確認する。

オクターブ調整は、ブリッジの駒を移動させることで音程を変えます。
ダウンチューニングにする際は、音程自体が変化するため、ブリッジの駒の位置も動かす必要があります。
今回の場合は、駒の調整ネジを右回し。
12フレットで押弦したり、ハーモニクス音で音程を確認。

レギュラーチューニングからドロップCチューニングに変えてオクターブの音程を確認しましたが、合いませんでした。
むしろ調整せずにオクターブの音程が合っていたら、レギュラーチューニングの際にオクターブが合っていなかったことになる。

開放弦、12フレット位置でも確認してチューナーの真ん中に合うように調整。
この際、僕はシールドで繋ぐ有線タイプのクロマチックチューナーも使っています。
あと、ベースの場合は特にスラップ奏法など、ひとつのポジション内で、1オクターブを行き来することが多いです。
そのため、チェックの際もひとつのポジション内でオクターブを鳴らして、音程に揺らぎが極力減るように調整しています。
弦高を調整して弾きやすい状態にする。全体調整の仕上げ、チェック方法。

弦の高さは駒の部分に埋め込まれた、イモネジを回します。
これは演奏するプレイヤーによって、ベストな位置が違う部分。
指弾きなのか、ピックを使うのか。演奏する場面に合わせてその都度、考えています。
ご自身で調整する際は、小さい六角レンチなのでサイズを間違えないように。

1弦側は1mm程度。

4弦側は1.5mm程度。
インチサイズとミリサイズ、両方とも多く出回っているため、小さい六角レンチほど念入りに確認してから回します。

完成。
音を出して、チューナーだけでなく自分自身の聴覚でも確認。
ベースなのでコードを弾くことは少ないかもですが、和音でも濁った音にならないかをチェック。
問題がなければご納品です。
全体調整:4,400円(税込)
今回は山梨県内にてベースをお預かり。
以前よりベースを診させていただいている方の後輩さんなんだとか。
ご紹介くださり、ありがとうございます。
おわり。
