聴いてほしい。
脳みそが侵食される中毒性の高いメタルコアバンド『R O G U E(ローグ)』を。
いや、今はメンバー2人で活動しているみたいなのでバンドと言うよりはプロジェクトなのかもしれない。
とにかく、悲壮感とエネルギー。これが強すぎる。
早速、作品をみていこう。
悲壮感を重視した1st EP『Anomaly』
『Anomaly(アノマリー)』は2019年に公開された短編曲集(EP)。6曲が収録されている。
全体的に悲壮感が強く、テンポも早くはない。
ギタリストなら耳を疑う、音程差のあるリフが特徴的。
コンクリートの壁と近未来的なグリーンのネオン。
まるで終焉した惑星を徘徊する宇宙船のようだ。
厨二病すぎて我ながら恥ずかしい表現してるな。
でもこの世界観が好きだから仕方ない。
タイトルの『Anomaly』は[例外・変則・異常]という意味らしい。ふさわしいネーミングだと思う。
4曲目に収録された“Meta”とかかっけぇすぎるもん。
病的な中毒性に侵される2nd EP『Aeon』
『Aeon(イオン)』は翌年の2020年に公開されたEP。こちらも6曲が収録されている。
1曲目の“Ouro”で世界観を脳に植え付けてくる。
そのまま2曲目の“Sapien”を聴くと足が砕け散る。
いや、足は砕けないけど、それくらいのエネルギーはある。
このように心身ともに破壊されてしまうので、下記のリンクは自己責任でタップしてね。
殴られて目の中に血が流れているのかと思うほど赤い。
赤いジャケット。
なんなんだこの恐ろしさは。
この作品には日々脳みそを侵食されている。病的な中毒性がある。定期的に聴きたくなる。
タイトルには『aeon(イオン)』とあるが、ショッピングセンターイオンモールの系列ではない。
ただ、ラテン語で[無限・永劫・永遠]の意味があり、由来は同じであると考える。
迷ったら1曲目から聴いてほしい。
“Ouro”からの“Sapien”で完全に洗脳される。
幻影の中をお散歩する3rd EP『Phantom』
最新作『Phantom(ファントム)』は2021年に公開。
振り返ると毎年のようにEPを制作しているみたいだね。うれしいね。
生きている間に聴かないといけない曲は2曲目の“Jackal”かな。
正直、ミュージックビデオの映像はドストライクに好きってわけじゃないんだけど、曲がいい。何より曲がいい。
0:34~のギターリフがやばい。天才でしょこんなの。なにを食べて生活したらこんなリフ書けるんだ!?教えてくれ!!!
本人によるギターの演奏動画も公開されているしサイコー。
ギター本体のセンスもすごいいいよね。MUSICMAN JP7のホワイトパールだと思うんだけど、「こんな重い曲も弾けるんだ〜」って勉強になった。
タイトルである『Phantom』の意味は[幻影・錯覚・亡霊]。
確かに、前回の作品たちよりも浮遊感がある。激しいメタルサウンドの後ろで鳴っている、シンセサイザーの音の恩恵だろうか。
まさしく幻の世界をおさんぽするようなEPであった…至高。
まとめ【おまけ : グッズ情報】
もう聴きました?
たまらないでしょ。これでいてインスタのフォロワーが1941人。Twitterが362人。
少な過ぎる。なんでだ。バケモノみたいなクオリティの作品ばかりなのに。
世界観も厨二病の治らない僕たちの為にあるような設定だし…
あと、それぞれのEPでテーマが決まっているように感じた。バンドとしての軸は変えず、演出する色だけを変えているイメージ。
キャラクターの分別がはっきりしているのでわかりやすくて好き。僕はその日の気分によって聴くEPを変えてる。
シャッフルでランダムに聴く、というよりはEPごとに順番に流して、得られる栄養素をそれぞれ分けて浴びている感じ。
はぁ、すきだ。ろーぐ…らぶ….
右下の白いTシャツ か” わ” い” い”…
ハマっちゃった人はこっそり教えてね。
おわり。