どうも、るいなです。
このブログも100記事を突破。
おかげさまで話題も尽きず、好き勝手やらせてもらってます。
今回も大切な楽器のリペアをお任せいただいた。
内容はフレットの打ち直しと、トラスロッドのリセット。
まず、この楽器は一度リフレットを行なっており、指板が損傷していた。
具体的にはフレットと指板の境目が欠けていたり、高さが足りないところはパテで埋められていたり、ナットは設置面の平面を出さずに接着されていたり…
では早速、修理していこう。
まずはフレットを抜き、指板を平面にする。
この時、トラスロッドも緩み切っていたので少し締めておく。
このようにすることで、完成後にネックの反りがどちらに傾いても調整することができる。
そしてフレットを打つ。
今回はステンレスフレット。
ジェスカー製、#55090という型番。
このフレットの特徴は、背が高く幅も細いこと。
フレットを擦り合わせ、弦を張ってみる。
このギターは0フレットを採用しており、ナットの溝を調整する必要があった。
チューニングを行い完成。
ネックの状態も、悩みだった逆反り方向ではなく、やや順反りへ。
オーナー様は弦高は高めがお好みとのこと。
プレイスタイルに合わせた調整を行い納品です。
今回は、67,540円(税込)で修理をしました。
レスポールをはじめ、フルアコ・セミアコはネックの取り外しができない。
そのため、フレットの打ち込み・フレットサイドの磨きに時間がかかります。
信頼して任せてくださり、ありがとうございます。
おわり。