どうも、るいなです。
お察しのよい方はもうご存知の通り、今回もクルマの話です。
今回は“ブレーキパッド”というパーツを交換しましたので、日記としてブログにします。
好きこそ物の上手なれ!
【必要工具】
- ジャッキ
- 17mmクロスレンチ
- 13mmソケットレンチ
- 割れたレンガ少々
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
- パーツクリーナー
- ブレーキピストンキューブ
- 化粧水を出す時にプッシュするところの部品
- 油を入れてもいい容器(500ml程度)
- クランプ
- グリス
- 手袋
今回使用したものはこんなところかな。
これでも必要最低限に絞ったので、少ない方だと思われる。
さっそく硬く、平面なコンクリートまで車を移動させる。

転がらないよう、サイドブレーキを少し強めに引きます。
輪止めにはレンガを使わない方がよいです。
それでは前輪のパッドから交換していきます。

まずはボンネットを開けます。
ブレーキフルード呼ばれる油が入っている、黄色いキャップのタンクを緩めます。
油圧のピストンを押し戻すので、油たちの逃げ道を作る目的です。

次にこんな感じの矢印を探してください。
車を持ち上げるために、ジャッキアップをしたいところ。
コツはサイドステップという、側面下を見ることです。

矢印を追っていくと、ややズレたところに塗装の剥げたような痕跡がありました。
こんな見た目の丈夫そうなやつが、ジャッキアップポイント。

ジャッキを潜り込ませます。
少し重くなったところで一度止めます。
ジャッキは少し余裕があるものを買わないと壊れます。
僕はひとつ壊したので余裕を持ってこちらの3トン用を購入しました。
【Amazon】WEIMALL ガレージジャッキ 3トン ローダンウン
3トンまでパワーがあり、車高が低い車を扱える中でトップクラスに安いジャッキ。
今のところ、超快適で使えています。

ここでホイールキャップを外します。
道具はマイナスドライバーを使いましたが、アルミが傷つかないように軍手で保護しました。

かわいいサソリのエンブレム。
取れました。
ここでタイヤが地面から離れるように、ジャッキアップ。

力をかけた時に前輪の駆動系に少しでも負担がかからないよう、車両の自重を使ってホイールを外したかったのです。
ディーラーではリフトで四輪とも宙に浮かせて整備するので、大きな差はないと思います。
車になるべく負担をかけたくない、自己満足。

ブレーキパッドを取り出すためにブラケットを分解します。
使うのは、13ミリのレンチ。

2箇所のボルトを緩めて、無事外れました。
ブレーキパッドのセンサーや、ブレーキフルードの通るホースを痛めないようにオイルの空き缶を設置して置き場を作ります。

今回は青色のブレーキパッドに交換。
ブレーキを使う際に削れる粉が少ないらしい、“低ダスト”タイプを取り付ける。
輸入車の純正ブレーキパッドがホイールを汚すことはあまりにも有名。
【Amazon】ASSO INTERNATIONAL CervoPiede ストリートパッド (低ダストブレーキパッド) リア for ABARTH 500 / 595 / 695
Amazonで買えるし、プライム会員なら明日来る。

はよ取り付けたい心を抑え、ブレーキピストンの戻し作業へ。
円筒形の真ん中のやつがピストン。
これが飛び出すぎていると、支えているゴムパーツ(シール)にも負担がかかると思われる。
つまりブレーキパッドの交換が薄くなってくると、ここにも影響があるわけか。
勉強になった。
早めに交換するメリットはここににありそう。

ピストンはクランプを使って締め込む。
キャリパーボディと面が同じくらいになるように戻した。

シールもまだ使えそう。
いよいよブレーキパッドの組み付け。

待った!
そういえば、ブレーキパッドの当たる面にはグリスを塗れとどこかで読んだ。
ぬりぬり。

元通りに組み直したら、センサーを取り付け。

ホイールを元に戻したら日が暮れたので、後輪は別日にすることに…

よっしゃ、リアブレーキやるぞ〜
歯のホワイトニングを気にしつつも、ステインで黄ばみそうな色のお茶を飲む。

リアブレーキのピストンは形状が違うな。
※ジャッキアップしてホイールを外し、13mmのレンチで2箇所を外すところまでは前輪と同様の工程なので省略。

どうやらリアのブレーキピストンは、回転させながらでないと戻せないとのこと。
アストロプロダクツさんに急いで電話。
ブレーキピストンキューブをお取り置きいただいた。
【Amazon】アストロプロダクツ ブレーキピストンキューブ
ネットにも売っていたけど、僕は店舗で買いました。

こんな感じで1/2インチの四角形に取り付けて、右に回しながら押す。

ある程度ピストンが奥に戻ればいいかな!
ブレーキパッドの側面を面取りしてから装着。

外したときを巻き戻すかのように、キャリパーブラケットに組み付け。
ピストンの当たる箇所にグリスを塗り、錆止めのコパスリップも忘れない。

アストロプロダクツさんで買ったお手頃価格のパーツクリーナーで汚れを落とし、ホイールを取り付け。

ピストンが戻され、ブレーキフルードがたっぷり。
適正量まで減らします。

ちょうどいいものがないか探していたら、これを発見。
化粧水のプッシュするところのやつ。

めちゃくちゃ使いやすい。
周囲が汚れないし、細かい量の調整が指先で操作しやすい。
念のため、ブレーキペダルを何度か踏みフルードの量は調整完了。

お次はクーラント。冷却水。
漏れているわけではなさそうだが、多少減っていたので補充。

エンジンを作動し、エア抜き。
冷たい空気のままキャップを締め付けてしまうと、冷却水が温まったときに空気が膨張してタンクに負担がかかるとのこと。
以前マセラティのタンクは、それが原因かは定かではないが亀裂が入っていた。
負担を少なくすることに、越したことはない。

キャップを締め直し、ボンネットを閉めて試運転。
問題なし。
完了〜!
ブレーキの「キーッ」という鳴き音もなくなり、快適。
街を少しドライブするだけなら、低ダストパッドがおすすめです。
アバルトは特にブレーキダストが多くて、ホイールがすぐに汚れるので!
今回は4輪のブレーキパッド交換で30,768円。クーラントの補充を含めても充分に安く仕上がりました。
車の構造も勉強できて、経済的。
大満足の結果でした。
おわり。