どうも、るいなです。
先日は家族の車をスタッドレスタイヤに交換。
車検も控えているので、少しずつ整備を進めています。

本題のアルファロメオさんも新たな修理箇所が見つかりました。
座学からやっていきましょう。

V型6気筒エンジンの排気を束ねている、エキゾーストマニホールド(エキマニ)。
とても高温になる部品ですが、その近くになんとパワーステアリングホース(パワステホース)があります。
ハンドルを回す際に圧力がかかるため、こっちも重要な部品なのですが、耐熱性が低いです。
両者の干渉はなるべく控えるべき。
そのため、エキマニとパワステホース境目に遮熱板が用意されている様子です。

その遮熱板を固定するボルトがひとつは紛失。
もうひとつも亀裂が入っていました。

新品は生産終了。中古も現在は見当たらず。
既存の遮熱板に、補強の板を取り付けて修理することにしました。

補強にはステンレス製のステーを用意。
L字とT字、ティテティ!ティティテティ!

遮熱板の形状に合わせて、ステンレスのステーを曲げる。
アルミ製の板らしく歪んでいるので、純正の仕様をイメージして修繕しながらステーと一体化できるように奮闘。

切断や穴あけを行いながら、補強部品を作ります。
こっちはL字。

ティテティ!ティティテティ!

ステーの締結はこちらを使用。
雨水で錆びたら困るのでステンレス。

できました。
車体側への固定は、ナンバーを固定する用のM6規格のボルトを使用。
新規で車検を取りに行った車から出てきた、余りの品です。
陸運局には古いボルトは廃棄する場所があるんですが、何かに使えると思って捨てずに保管していたんですよ。
ここで使えるとはね。

さてさて、うまく取り付けられるかな〜
持ち歩きながら何度も撮影してしまう。
車に到着。
潜り。

ぴったり。
できたできた。

画像下がエキマニ下のフロントマフラーフランジ。
ここがめちゃくちゃ熱くなるので、保護のための遮熱板はかなり重要ではないだろうか。
ちなみに国土交通省より、リコールの届出があることを発見。
触媒やフロントマフラーの形状が設計変更された後のいわゆるフェーズ2の年式からが対象かと思われる。
今回は修繕で対処したけど、溶接やアルミの鋳造ができればもっと根本的に強化対策部品を再現性のある方法で作れる。
やりたいことが尽きない。
おわり。
