ギターを始めたばかりの方にとって、「ギターピックの選び方」は意外と難しいポイントのひとつです。
ピックは小さなアイテムですが、演奏のしやすさや音色に大きな影響を与えます。
この記事では、見かけることの多いトライアングル型、ティアドロップ型、ジャズ型、サムピックの特徴と、それぞれに合った選び方をご紹介します。
何曲か弾けるようになってきた中級者さん、改めて見直したい上級者さんのお役にも立てる内容になっていれば幸いです。

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トライアングル(おにぎり)型ピック|扱いやすい安心感
特徴
トライアングル型は名前の通り三角形の形状で、3つの角すべてが使えるという利点があります。サイズも大きめで持ちやすく滑り落ちにくいので、最初の一枚にもぴったりなピックです。
こんな人におすすめ
• ギターを始めたばかりの初心者さん
• 大きめのピックで安定したストロークをしたい人
• エレキギターだけでなくアコースティックギターにも使いたい人
選び方のポイント
厚みは0.6~0.8mmあたりがバランスよく扱いやすいです。コードをかき鳴らす、ストロークでの演奏に向いています。
具体的なおすすめのトライアングル(おにぎり)
フェンダーは角が緩やかに作られています。トライアングルの中でも弾きやすく、厚みもちょうどよいです。

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ティアドロップ型ピック|握りやすい王道のカタチ
特徴
しずく型(涙型)のティアドロップピックは、最もポピュラーな形。指になじみやすく、ピッキングのコントロールがしやすいため、単音でのメロディを弾く際やアルペジオ奏法で活躍します。
こんな人におすすめ
• 幅広いジャンルを演奏する人
• 単音弾きもコード弾きも両方こなしたい人
• 手が小さめな人でも扱いやすい形状を探している人
選び方のポイント
厚さはプレイスタイルによって変わります。細かいピッキングが必要なら硬め(1.0mm前後)、柔らかいタッチでストローク中心なら薄め(0.5~0.7mm)が最適です。
具体的なおすすめのティアドロップ(しずく型)
しずく型のバラエティパック。異なる厚みと素材のピックが入っており、好きなピック探しをするのにぴったり※定番のジャズ型も2種類同封されています。

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ジャズ型ピック|スピードと精密さを求めるならコレ
特徴
小さくて先端が鋭いジャズ型ピックは、その名の通りジャズギタリストに人気。素早く正確なピッキングがしやすいため、テクニカルなプレイに適しています。メタル系のギタリストも愛用している方が多いです。
こんな人におすすめ
• ソロや速弾きを多用する中・上級者向け
• コンパクトなピックで繊細なコントロールをしたい人
• ジャズやメタルなどのテクニカルな演奏をしたい人
選び方のポイント
硬め(1.0mm以上)で角が鋭利なタイプが主流。はじめて使うときは、慣れが必要かもしれません。
具体的なおすすめのジャズ型ピック
先端はナイロン、持つ部分はゴム製を組み合わせたマニアックだが人気の絶えないピック。ジャズ型の欠点である滑りやすさを克服した、理想形のハイブリッド素材。

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サムピック|指弾きとピック弾きのハイブリッド
特徴
サムピックは親指にはめて使う特殊なピックで、フィンガーピッキングとの併用に最適。ブルーグラスやカントリーだけでなく、ソロギターやクラシックスタイルにも活躍します。
こんな人におすすめ
• 指弾きメインだが親指だけピックの音を使いたい人
• ソロギターやトラヴィスピッキングを演奏する人
• フィンガースタイルとピックスタイルを併用したい人
選び方のポイント
サイズは指の太さに合わせて選びましょう。素材によって音色が変わるため、好みのトーンを見つけるのも楽しみのひとつです。
具体的なおすすめのサムピック
摩耗に対して耐性の高いウルテム素材を使用したサムピック。べっこうや人間の爪の質感に近い感触で演奏できるため、音量をコントロールしやすい。

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まとめ
ギターピックの選び方は、最終的には「自分のプレイスタイルに合っているか」が最も大切です。
『トライアングル、ティアドロップ、ジャズ、サムピック』
それぞれの特徴を理解して、実際にいくつも試してみることをおすすめします。
お気に入りの1枚が見つかれば演奏がもっと楽になり、指や腕への負担が減るため上達が早くなります。

ピンバック:初心者のためのエレキギター完全ガイド:選び方から練習のコツ。上級者までのロードマップ。 – 楽器製作所RMI