学生時代の英語は8点。るいなです。
日本を代表する英語弱者の僕ですら、詩の内容を知りたくなった曲がある。
それは休日の早朝、コーヒーと添えて味わう爽やかなポストハードコア。
最高の1日を開始するために欠かせない曲。
胸を押し潰す切ない歌詞に、明るいシンセサイザーを組み合わせたポジティブなサウンド。
「So don’t you leave me empty when it’s only in my eyes…」
和訳 : 僕の目には君しか映っていない。置き去りにしないでくれ。
これは抜粋した1番好きな詩。日本語だとこんな感じなのかな。翻訳が間違っていたら教えてほしい。
友人に聞いてみたところ、前後の文脈から以下のように訳したとのこと。
君が逃げているものが僕にしか見えていないなら、僕を虚しいまま放っておいてくれないか?
頼りになり過ぎる、帰国子女の説得力は違うね。ありがとう。
理解が深まるほど、胸にゆっくりと杭を打つような痛み。
大好きだ。
そして、カバー動画のこちら。
歌っているのは、イギリスのポストハードコアバンド“October Ends”のボーカル兼プロデューサー。
両腕にはじまり、首までびっしり入ったタトゥーと髭がかわいいニック氏。
冒頭より、色気のある裏声が美しい。
詩の内容に興味を持たせてくれたきっかけ。
友人に教えてもらわなければ、知ることはなかった。
クラフトビール屋さんで、翻訳してもらいながら一緒に聴いた。
お陰でまたひとつ、人生が豊かになりました。
この名曲を産み出したのはアメリカのバンド“Dayseeker(デイシーカー)”。
曲のタイトルは『Without me』。
2022年の冬に発表されたアルバムの3曲目に収録されている。
ちなみに、前回のアルバム“Sleeptalk”は2019年に公開。
そして3年ぶりに発表となる、待望の新作“Dark Sun”には、並々ならぬ熱量を感じた。
ボーカルのRory氏が父親を失い、その想いを詩に書き込んだからかもしれない。
ちなみに、新作CDの在庫は残り3枚。
【Amazon】Dayseeker Sleeptalk CD
前作は残り在庫1枚となっている。
“Dark Sun”はアルバムを通して父親への追悼のようにも、ラブソングにも解釈できる。
しかしサウンドは明るく、その悲しみを晴らすよう。
切ない。
感情がどこへ向かったら良いですか、状態になる。
全部聴けとは言わない。
ただ、どうせここまで読み進めたんだ。この一曲だけでも聴いてからページを閉じてほしい。
おわり。