【リペア】グレッチG6120のリフレット【楽器製作所RMI】

どうも、るいなです。

このブログも100記事を突破。

おかげさまで話題も尽きず、好き勝手やらせてもらってます。

今回も大切な楽器のリペアをお任せいただいた。

グレッチG6120-1959LTV リフレット フレット打ち直し

内容はフレットの打ち直しと、トラスロッドのリセット。

まず、この楽器は一度リフレットを行なっており、指板が損傷していた。

具体的にはフレットと指板の境目が欠けていたり、高さが足りないところはパテで埋められていたり、ナットは設置面の平面を出さずに接着されていたり…

では早速、修理していこう。

まずはフレットを抜き、指板を平面にする。

この時、トラスロッドも緩み切っていたので少し締めておく。

このようにすることで、完成後にネックの反りがどちらに傾いても調整することができる。

グレッチG6120-1959LTV リフレット フレット打ち直し

そしてフレットを打つ。

今回はステンレスフレット。

ジェスカー製、#55090という型番。

このフレットの特徴は、背が高く幅も細いこと。

グレッチG6120-1959LTV ナット溝調整

フレットを擦り合わせ、弦を張ってみる。

このギターは0フレットを採用しており、ナットの溝を調整する必要があった。

グレッチG6120-1959LTV リフレット フレット打ち直し

チューニングを行い完成。

ネックの状態も、悩みだった逆反り方向ではなく、やや順反りへ。

オーナー様は弦高は高めがお好みとのこと。

プレイスタイルに合わせた調整を行い納品です。

グレッチG6120-1959LTV リフレット フレット打ち直し

今回は、67,540円(税込)で修理をしました。

レスポールをはじめ、フルアコ・セミアコはネックの取り外しができない。

そのため、フレットの打ち込み・フレットサイドの磨きに時間がかかります。

信頼して任せてくださり、ありがとうございます。

おわり。

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