ワシントン条約で規制された木材『ローズウッド』を苗から育てる【楽器製作所RMI】

こんにちは、るいなです。

最近は園芸用の土を買おうとホームセンターをウロウロしていたら職務質問をされました。動きが挙動不審だからだと思います。気をつけて治るものではないから困る。たすけて。

なんで園芸用の土を探していたのかというと。

スワンプアッシュ : 主にボディに使用される

2年ほど前に購入したこちらの苗木たちが大きくなってきまして、そろそろ植え替えかな、というわけです。

当時、横浜のベース専門店“Geek In Box”さんがベースに使う木材の苗木まで販売してくれていましたので、買いました。

「ちゃんと育ててる?」

ってハガキもいただきました、ありがとうございます。アフターフォローも嬉しいですね。

ホンジュラスローズウッド : 主に指板に使用される

実は合計4種類も購入したんですが、ホンジュラスローズウッドとスワンプアッシュは枯らせてしまった。なんとも悔しい。かわいそうなことをした。ごめんよ…

最初はこんな感じで小さくて手のひらサイズだったんだけど、生き残ってくれたこちらのココボロとインディアンローズウッドはもう40cmくらいの枝を伸ばして元気いっぱい。

手前がココボロ、奥がインディアンローズ

一回目の植え替えはこんな感じでまだまだ余裕だったみたい。

ただ、大きくなってきてから葉っぱが黄色っぽいことに気がついて!

たぶん、土の栄養を吸い尽くしてしまったんだと思う。また緑に戻ってくれるかなぁって期待を込めて2回目の植え替えを開始。

できた。

めちゃ大きいでしょ!

土の上には水苔を敷いておくと湿度がちょうどよくなるよ〜って聞いたけどほんとだった。

ローズウッドを育ててる方は真似してみて!あと食虫植物にも使える!Amazonからも買える。

ちなみにローズウッドの育て方は、直射日光を避けて風通しのよいところで3~4日に一度の水やり。あとは水苔、ひたすら水苔。水苔が乾いたら水あげるみたいな感じ。

インディアンローズウッド : 主に指板に使用される

いつも楽器に加工している木材、それを苗から自分で育ててみる。こんな経験、もしかしたら現代に生きている特権かもしれない。

というのもローズウッドなど、希少な木材のやりとりがワシントン条約にて規制されている。今までローズウッド材を仕入れていた業者さんも取り扱わなくなってしまった。いよいよ枯渇を肌で実感するときがきたのかぁって嘆いてる。

楽器用のローズウッド材も在庫を持っておいてよかった。

というわけで!吹けば飛んでしまいそうな苗からこんなにも大きくなりました、という報告でした。

ローズウッドを育てたい方の後押しができればいいなあと思いつつ、既に育てている方とは情報交換したいなと思ってます!

それではまた。

ココボロ : 主に指板に使用される

最初はこんなに小さかったのにね…成長がうれしいょ…

おわり。

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