るいなです。
今回は4弦だけ音量が大きい、とのことでお預かり。

楽器はYAMAHA BB734A。
ガムテープが巻かれて塗装が劣化して、歳を重ねるごとに雰囲気が出てきているベース。
オーナー様が気に入っていることが伺えるので、こちらまで幸せな気持ちになる。
はじめに全体の調整を行い、弦高やネックの反り具合、オクターブチューニングを合わせて基準をつくる。

ここを基準として、それぞれの弦に対してフロントとリアのピックアップの高さをなるべく音量が均一になるように調整する。
エレキベースは直接指で弦を押さえて弾く。
このような奏法の特性上、変動する要素が多い楽器。
デシベル(dB)という計測方法はあるものの、聴覚上と数字は必ずしも一致しない。
そのため、数値と感覚の両方を使って仕上げる。
楽器をプレイヤーに合わせて調整する。そしてプレイヤーも楽器の特徴を理解して使いこなせるように励む。
これが楽しいところである。

イコライザーノブ付近が、内部の空洞部分まで割れが進行していた。
低い粘度の接着剤を流し込み、補強修理。
またノブの下にあるワッシャーもボディに食い込んでいたため、念のため割れの進行している左から2つまでのワッシャーを一回り大きものに変更して締め直し。
画像右端、以前折れて修理したミニスイッチを見て懐かしい気持ちになった。
おわり。
