どうも、るいなです。
今回運び込まれた楽器もまた珍しい。
実はこちら、並行輸入品。
お客様がご自身で取り寄せたものなので、国内の楽器店では手に入らないギター。
さっそくリペアを進める。
今回はローフレット側の弦高が高く、弾きにくいとのことで搬入。
ナット溝の切り直しと、全体調整で承ります。
“ナットファイル”という専用の工具を使います。
僕はホスコのをずっと使ってる。
ほとんどのギターに使えるので、ご自宅で微調整したい方は持っておいても良いアイテム。
これはナット溝の高さを調整する前。
1フレット位置で約0.5mmほどの高さ。
こちらが調整後。
同じ1フレット位置で全ての弦を、0.2mm程度下げた。
最後に付着したケバケバをヤスリで落とす。
ブリッジ側の弦高を下げ、オクターブ調整、ネックの反り調整、ネジを締め直して完成。
ナットの溝高さ調整は、費用の割に弾きやすさが劇的に変わるのでおすすめ。
特に、10万円前後のギターは調整することで化けるようにローコードが弾きやすくなる可能性を秘めている。
お近くの楽器店、またはギターリペアマンに一度聞いてみても良いのではないだろうか。
おわり。
全体調整:4,400円(税込)
ナット溝高さ調整:3,300円(税込)