エレキギターの中でも最もスタンダードな「ソリッドボディ」について、徹底解説していきます。
基本的にはソリッドボディのエレキギターが多いですが、中には例外もあります。
そして、その例外は見ただけでは判断できないこともあります。
間違えて購入してしまわないよう、特徴を確認しておきましょう。
今回は2本目以降のギターを購入検討している、中級者の方にも参考になれば幸いです。

ソリッドボディってなに?
ソリッドボディとは、簡単に説明すると。
ギターのボディ(胴体)が中まで詰まっているタイプのことを指します。
アコースティックギターのように空洞の箱状態ではなく、素材を削り出して作られています。
「空洞部分がないギター」=「ソリッドボディ」
このように考えていただいて問題ないです。

ソリッドボディの歴史。
1940年代後半、エレキギターはまだまだ発展途上。
アコースティックギターにピックアップを付けるものが主流でした。
具体的には、ハウリング(※音が鳴り続ける現象)しやすい 。
高音量で演奏すると音がまとまらない、などの課題がたくさんありました。
そこでもっと安定した音量とサウンドを出せるよう、空洞のないギターを作ろう。
このような発想から、ソリッドボディが誕生したのです。
代表的な開発者はフェンダー社のレオ・フェンダー、ギブソン社のレス・ポール。

ソリッドボディの特徴。
・メリット
ハウリングしにくいため、大音量でも安心して演奏ができること。
箱のような構造ではなく、削り出し構造のため耐久性が高いこと。
・デメリット
ボディが重い。
生音が小さいため、アンプが必須。

まとめ
ソリッドボディのエレキギターは、大音量でも安定。
ハウリングが起こりにくいため、音作りの自由度が高い。
ホロウボディのエレキギターで激しい歪みサウンドを使う曲を演奏する場合、ハウリングが止まらなくなってしまいまいます。
その他、チェンバード加工と呼ばれる構造のエレキギターも増えてきました。
ギターを選ぶ際は、念のため構造の確認もお忘れなく。
ご自身のスタイルに合ったボディ構造のエレキギターに出会えることを願っております。

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