「コードが押さえにくい」10万円前後のギターは、ナット溝高さ調整で化ける【楽器製作所RMI】

どうも、るいなです。

今回運び込まれた楽器もまた珍しい。

Sterling by Musicman StingRay SR50 Buttermilk
Sterling by Musicman StingRay SR50 Buttermilk

実はこちら、並行輸入品。

お客様がご自身で取り寄せたものなので、国内の楽器店では手に入らないギター。

さっそくリペアを進める。

エレキギターナット溝高さ調整

今回はローフレット側の弦高が高く、弾きにくいとのことで搬入。

ナット溝の切り直しと、全体調整で承ります。

エレキギターナット溝高さ調整工具

“ナットファイル”という専用の工具を使います。

僕はホスコのをずっと使ってる。

ほとんどのギターに使えるので、ご自宅で微調整したい方は持っておいても良いアイテム。

【Amazon】ホスコ ナットファイル

エレキギターナット溝高さ調整 弦高

これはナット溝の高さを調整する前。

1フレット位置で約0.5mmほどの高さ。

エレキギターナット溝高さ調整 弦高

こちらが調整後。

同じ1フレット位置で全ての弦を、0.2mm程度下げた。

エレキギターナット溝高さ調整

最後に付着したケバケバをヤスリで落とす。

ブリッジ側の弦高を下げ、オクターブ調整、ネックの反り調整、ネジを締め直して完成。

ナットの溝高さ調整は、費用の割に弾きやすさが劇的に変わるのでおすすめ。

Sterling by Musicman StingRay SR50 Buttermilk

特に、10万円前後のギターは調整することで化けるようにローコードが弾きやすくなる可能性を秘めている。

お近くの楽器店、またはギターリペアマンに一度聞いてみても良いのではないだろうか。

おわり。

全体調整:4,400円(税込)
ナット溝高さ調整:3,300円(税込)

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