今回は『リフレット』をしました。
いわゆる“フレット交換”です。
料金は以下の通り。
リフレット:51,040円(税込)
さっそくフレットを抜きます。
フレットを抜いたらフレットを打ち込みます。
フレットには色々な形がありますが、今回はお任せをいただきました。
今回も私の大好きなフレット『JESCAR#55090 Stainless』を選択。
このフレットは背が高く、横幅が細いことが特徴。
指板面との距離が離れるため、チョーキングやビブラートをする際に有利だと考えています。スムーズなベンド奏法を行いたい方にぴったり。
最近のロック、メタルを弾く方は一度お試しあれ。
打ち込んで磨いた!
本来はこれで完了なんだけど、フレット交換をするとナットもつくり直さなければならない場合が多い。
理由は“ナット溝の高さ”が“打ち込んだフレットの高さ”と合わなくなってしまうから。
そうと決まればナットをつくる!
今回は以下の料金で進めました。
ナット交換:11,560円(税込)
素材:黒水牛の角
黒水牛の角は個人的にとても好きな素材。
楽器のルックスに合わせて、落ち着いた印象を与える。
今回は純正のナットの形状に合わせ、側面を以下の画像のように仕上げた。
“レスポール”系の形状だね。
お次は全体調整。
弦高は低めにセッティングしてみた。
あとはお好みで“弦高をあげるだけ”という状態。
お気づきの方はいるかもしれないが、この楽器はとても珍しい。
『X JAPAN』Hideモデルの本人仕様らしいのだ。
“MG-340X”という、当時の最高峰に位置付けられていたモッキンバード。
ホンジュラスマホガニーボディサイド、3プライのスルーネック構造。
ファンにはたまらない楽器。
表に貼られた杢目の派手なメイプル。
こんなにも大きな面積を使うモッキンバードのボディシェイプで、この仕様は贅沢を極めている。
希少な楽器をお任せいただきました。
おわり。