結論から言いますと、絶対に必要なものではありません。
しかし、持っていればエレキギターがさらに楽しく弾けるアイテムでもあります。
今回はギターやベースを始めたばかりの方が最初にぶつかる疑問のひとつ。
「エフェクターってなに?」「たくさん種類があるけど、どれを使えばいいの?」
この記事がそんな疑問にお応えできる内容になっていれば幸いです。

エフェクターとは?
エフェクターとは、楽器の音に様々な“効果(エフェクト)”を加える機材のこと。
エレキギターの音を加工して、好みの音作りをするために欠かせない存在です。
例えば…
・音を歪ませてロックなサウンドにする
・音に残響を加えて奥行きを出す
・音を繰り返し鳴らしてリズミカルにする
など、用途はさまざま。

エフェクターの主な種類
エフェクターにはいろいろな種類がありますが、代表的な6種類を紹介します。
1. オーバードライブ/ディストーション
音を歪ませるためのエフェクター。
オーバードライブ:自然な歪みで、ブルースやロックに最適。
ディストーション:強めの歪みで、ハードロックやメタル向き。
※その他、似た系統に「ファズ」「チューブスクリーマー」などがあります。
2. コーラス
音を揺らして、広がりや厚みを加えるエフェクター。
アンサンブルのようなふくよかな音になります。
3. ディレイ
音を遅らせて反復させるエフェクター。
エコーのような効果を作れます。ギターソロなどのリードプレイにもよく使われます。

4. リバーブ
音に残響(リバーブ)を加えるエフェクター。
部屋の反響音やホールのような空間を演出します。
5. コンプレッサー
音の強弱を整えて、バランスを良くするエフェクター。
クリーントーンを綺麗にまとめたいときや、レコーディングの際にも重宝します。
6. ワウペダル
足で踏んでその名の通り、音を“ワウワウ”と変化させるエフェクター。
ファンクやソロプレイで個性的な表現ができます。

どんな順番で繋ぐべき?
エフェクターはつなぐ順番が大切。
基本的な順番はこんな感じ。
①エレキギター
②チューナー
③コンプレッサー
④歪み系(オーバードライブ、ディストーション)
⑤モジュレーション系(コーラス、フェイザーなど)
⑥ディレイ・リバーブ
⑦アンプ
※アンプのセンドリターンを使う場合や、バッファーと呼ばれるものなど、好みによって変わることもあります。

まとめ:まずは「歪み系」から!
はじめての1台目におすすめなのは、「オーバードライブ」か「ディストーション」。
この1台があるだけで、エレキギターの世界がぐっと広がります。
あとは、自分が目指す音楽ジャンルや好きなギタリストのサウンドを参考に、少しずつ揃えていくのがよいです。
ルールはありませんので、以上のことを踏まえてお好きなエフェクターを繋いで実験していくことがエレキギターの醍醐味です。
