タイミングバリエーターの異音を自分で修理する。マセラティ5代目クアトロポルテ

るいなです。

僕の大好きなクルマには持病があります。

所有する前からもちろん知っており、数年間に渡り修理を試みてきた部分。

一度は失敗しましたが、今回よい結果が出ました。

マセラティ エンジン

今回はエンジン内部のパーツ。

エンジンルームの上部、ワイパーの付いている周辺から外していきます。

長い道のり。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ワイパーアーム取り外し

まずはワイパーアームを外したい。

黒いキャップをマイナスドライバーで取り、17mmのフレアナットレンチで回す。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ベアリングプーラー ワイパーカウルシェラウド

円錐形にワイパーアームが圧入されている様子なので、ベアリングプーラーを使って外すことに。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ワイパーアーム取り外し方法

このように引っ掛けて、ベアリングプーラー中央のネジを締めていくと外れた。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ワイパーモーター

カウルトップ部分はドライバー、六角レンチで外れます。

次に見えてきたのは、ワイパーを動かしているモーター部分。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ワイパーカウル

分解は小さいレンチで回せば外れます。

ワイパーのモーターは重い。落としてフロントガラスを割らないように。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ワイパーカウルトップ 取り外し

ワイパー周辺が外れました。

散髪後に前髪をかきあげたセットをしてもらったときのよう。

明るい表情です。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 エンジン整備

ここまできて、ようやくエンジンに触れることができます。

機を付けて。

テンションが高くなると六角レンチを落としやすい。

先端にマグネットが付いた、長い棒を用意してください。

これで落ちたレンチを貼り付けて救います。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヘッドカバー取り外し方法

狭い。

ヘッドカバーの取り外し。

エンジン奥側は200mm程度まで伸びないとアクセスが難しかった。

M5の六角レンチを長さ別で3種類も使いました。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヘッド 結晶塗装

外れました。

赤い結晶塗装も剥がれてしまっています。

これは仕方ない。

今回は再塗装せず、パーツクリーナーで清掃のみ。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 可変バルブ エンジン

赤いヘッドカバーを外せば、その下はもうエンジンの中身。

人間で例えるならば心臓。

ここで異音の原因となっているであろう部品を取り外し加工、再度取り付けます。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ソレノイドバルブ

途中で外されたソレノイドバルブ。

電気信号で油圧を制御しているらしい大切なパーツ。

部品番号の書いたシールは剥がしてすぐに捨てましょう。

こんなのが剥がれてエンジン奥地に入り込んだら、どうなることやら。

構造を知ると、純正の仕様でも本当に必要なモノなのか考える機会になります。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヘッドカバーガスケット

改良品の部品たちを組み付け、元通りヘッドカバーで蓋をします。

周囲の黒いゴム、ガスケットは今回は交換せず使い回し。

伸びたり割れたり、硬くなっていたり。

劣化している様子がないので今回は交換しません。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヘッドカバー取り付け

ガスケットとヘッドカバー、噛み合わせをぴったり合わせるのが難しいポイント。

車の整備中 ドリンク 休憩 飲み物

梅雨なので晴天でも湿度が高い。

黒ゴマ飲料が発売されていると嫁に聞きました。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヒューズボックス

エンジンを眺めながらの甘いドリンク、これ以上の贅沢は数えるほどしかありません。

V型8気筒なので、片側4発かあ。

かっけええ。

右バンクもやっていこう。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヘッドカバーへのアクセス

実は右側バンクのヘッドカバーの方が、取り外し難易度が高いことがわかりました。

ヒューズボックスを外して避けて、ホースも割れないように外します。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 右バンク

そうは言っても2度目。手際がよい。

汚いものみたいに持つな。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 右バンク

左バンクと同様に、タイミングバリエーターの異音を消せるように加工。

屋外なのでゴミが入らないように、すぐにヘッドカバーで閉じたいところ。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヘッド ボルト

そうそう、これはアラブ系の方が配信しているYouTubeチャンネルで学んだテクニック。

ご覧の通り、ダンボールにボルトを刺しておく。

どうせ捨ててしまうダンボールにも、こうして命は吹き込まれます。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 エンジン ヘッドカバー組み付け

組み上がりました。

実はこれまでに一度は仮説が外れて、失敗しています。

今回はもう一度エンジンのオイル経路を見直したリベンジ編。

静岡旅行 マセラティ

今度こそ、成功。

真夏の日中40度を超える中、合計500km以上の旅行を走破してくれました。

試運転としては充分でしょう。

静岡旅行 マセラティ

自分で修理したクルマで旅行する達成よ。

帰り道の海沿いドライブが極楽。

※これは助手席から、嫁が撮影した写真なので安心してください。

ちなみに、こちらがタイミングバリエーターの異音修理前。

こちらが修理後。

エンジン始動から1秒ほど、ガタガタと音が鳴っていたのが消えていると思います。

マセラティ クアトロポルテ 5代目 ヘッド

このタイミングバリエーターは、クアトロポルテ・オートマチック (M139) とグランツーリスモ (M145)に起こる持病らしい※ウェットサンプエンジン搭載車両。

さらには、エンジン番号が148697より前の個体にある症状とのこと。

僕は自分で修理してみたかったので挑戦してみました。

おわり。

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