新ジャンルの創造『Sleep Token』の世界観を探る【まとめ】

圧倒的な世界観でメタルミュージックを盛り上げているバンド。

Sleep Token(スリープトークン)。

公式Twitterより

出身はイギリス、ロンドン。

メンバーはデビュー当初から匿名。

常に仮面とマントで謎に包まれている。

そんな独創的な世界観を構築する彼らが、今年話題となっている。

デビューは2016年。

シングルの『one』にて、3曲発表。

どれも詩が強調された、ミドルテンポの作品。

一言で表すならば“メタルのバラード”。

続いて2017年に『Two』を発表。

こちらはデビュー作の『one』に比べ、さらにテンポが落ちる。

だが安心してほしい。

落ち着いているのは前半まで。

上記の“Nazareth”では3:20〜が本番。

鍵盤の神聖なアルペジオを背景に、重いメタルサウンドが鳴る。

我々オタクが安心する、最高の構成。

翌年2018年にはシングルを3曲リリース。

特に『Jaws』は泣けた。

とにかく泣ける。ドラムのフレーズもかっこいいし何より泣ける。

ライブ映像もある。

ベースの動きがかわいいので見てほしい。

そして2019年に待望のアルバムがリリースされた。

アルバムのタイトルは『Sundowning』。

最高の曲が寄せ集められた代表作。

その中でも『The Offering』は至高。

日本語なら“供え物”と解釈するのだろうか。

1曲目の『The Night Does Not Belong To God』からの流れで早くも世界観が完成する。

おすすめは他にもある。

7曲目に編成された『Give』。

これには何回救われたことか。

穏やかなのに意志の強い曲。

そして12曲目の『Blood Spot』。

これはバラード。

“Vessel”と呼ばれるリードシンガー兼ソングライターがアルバムのラストを飾る。

聴いてほしいのは最後。

微かに泣き声が混じっている。

目頭が熱くなるのを共感したい。

ちなみに、YouTubeバージョンは最後まで鍵盤の弾き語り。

『This Place Will Become Your Tomb』

これが2021年に公開されたアルバム。

深海をイメージしたのだろうか、ジャケットの絵柄の印象通りダークな曲が多い。

重いメタルコアが好きなみんなにはきっと気に入ってもらえると思う。

特に8曲目の『Descending』。

これを聴きながら風呂に沈むのが最近の流行。

真っ暗な深海に落ちていく感覚がたまらない。

好きすぎて去年1番聴いた。

そして2023年には新譜を5曲、連続で公開。

狂気を感じるパフォーマンス。

ライブでも音源に忠実なクオリティ。

ハマると抜け出せない世界観は唯一無二。

海外のレーベルである“Basick Records”も『単に音楽を書いて演奏するだけのバンドではない』とコメントを残している。

公式Twitterより

公演はドイツ、スペイン、オーストラリア、ポーランドなど。

残念ながら、日本に来る予定はまだない。

メタルシーン問わず注目の集まるバンド『Sleep Token』。

日本人にも、もっと認知されてほしい。

観たくはないか?

ライブでは基本話さない。インタビューは過去に一回のみ。

とにかく作り込み方が桁違い。

謎すぎるこのバンドを。

最後に。

ここまで読み進めたあなたにひとつお願いがある。

それはおすすめのバンドを聞かれたら元気よく「Sleep Token!!!」を叫ぶこと。

みんなに広めてほしい。

そして日本に呼ぼう。

拡散を期待している。

Sleep Token 公式ホームページ

【Amazon】スリープ・トークン Take Me Back to Eden: Vinyl 2LP [12 inch Analog]

1件のコメント

  1. 清水秀則

    私も、久々に感動しいつも聞いていたいバンド、あまり聞いたことがない世界観構成、緩急の妙、ボーカルが良いなー。なにかを訴える為に演奏している、こんなこと感じたバンドはいないなー。ほんとうに見てみたい聞いてみたいバンドだ。

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