どうも、るいなです。
今回は楽器をリペアし、イメージチェンジも行うレストア編。
新しい楽器をつくれるレベルで壮大なお話。
ギターが届いたのでさっそく取り掛かる。
ナットのリペア
まず、ナットが外れてしまっていたので付け直す。
ただ、ボンドをつけて終わり。とはいかない。
このように凸凹と平面が出ていない状態でナットを取り付けることはできない。
いや、物理的にはできるけど、気分的にできない。
だって弦を張っている柱のひとつがフラフラの土台ってことでしょ…
平面を出して乗せないと不安で仕方ない。
そういうわけで平面を出した。
ナット側も削る。
再び装着すればナットのリペアは完了。
ボディの解体
お次はリフィニッシュ(再塗装)の下準備。
部品を取り外していく。
スケルベセンのネックジョイントはトルクス。
ドライバーや六角レンチでは取り外すことはできない。
インサートが打ち込まれてるのかと思ったけど、普通に直接ねじ込まれてるタイプ。
ネックを取り外し、塗装するための保護。
マスキングテープはいつもこれを使っている。
曲線の部分にはこちらの専用テープも使う。
これにて解体、そして塗装前の準備が完了。
リフィニッシュ(再塗装)
もともとの塗装を剥がし、緑を塗る。
アサヒペンとか色々使ってみたけど、この塗料が扱いやすかった。
みんなもリフィニッシュする時は使ってみてくれ!
もちろんヘッドもマッチングさせるので、同様に色を落としていく。
黒とか青とか混ぜ混ぜする〜♪
そしたらこう。
ウレタンで塗膜をつくる。
ブラックで外側からバーストをかけて〜♪
クリアで保護して研磨!
ほらもう完成しそう。
組み込み
その前にこの錆びたスイッチ類を交換してゆく。
配線は純正に忠実に。
使えるものは使い、劣化しているものは交換した。
うむ。
シルバーに交換して華やかさが増したな。
ペグもシルバーに交換。
純正と同じHIPSHOTへの取り替えなので、互換性の心配は必要ない。
しかし、このペグはかっこいい。
剥き出しの歯車、コンパクトで必要最低限の機能。曲線と直線のほどよいバランス。
僕がこのペグを大好きになった理由。
弦を張って〜♪
指定された1音下げチューニングでセットアップ。
オクターブの調整は特に大切。
レギュラーチューニングの状態から、そのままダウンチューニングすると全部の音程が微妙に合わなくなる。
これがとても気持ち悪い。
脳みそが痒くなる感覚!
気をつけてほしいのは、このズレた音程に耳が慣れてしまうこと。
違和感があればまだ良い。
気持ち悪い、と感じている間に耳を矯正してやること。これが大切。
とにかくチューニングは小まめにすること。
そして楽器は常にチューニングに合わせたセットアップをすること。
あとはひたすら練習。
これでおけ。
まとめ
“百聞は一見にしかず”
ということで2枚の画像を見比べてほしい。
正直、楽器としての性能を上げたわけではないけどルックスは確実に変わった。
カッケェギターを弾くことに価値がある。
みんなも自分のカッケェを貫いてほしい。
上から目線すぎて笑ってる。
僕も、僕のカッケェを貫きます。
みんな大好きなオタクギター“Skervesen Custom Guitars”をレストアしたお話でした。
おわり。
リフィニッシュ:104,610円(税込)