エレキギター初心者さんや、アンプが欲しいと思っている方に向けて。
今回は「アンプ」について、お話しします。
はじめに。
エレキギターはアンプとセットの楽器です。
しかしアンプは種類が多くて比較が難しく、なにが正解なのかわからないですよね。
そこで今回この記事を読んでくれた方に、アンプ選びの根本的な力をつけていただくことを目標としています。
後半には、失敗しない定番のモデルをご紹介。
自分にぴったりのアンプが見つかることを願っています。
それではさっそく本題へ。

1. アンプってなに?エレキギターとの関係
エレキギターは単体での音が小さく、そのままだとほとんど響きません。
そこで必要なのが「アンプ(アンプリファイア=増幅器)」です。
アンプにギターを接続すると音が大きくなり、音色にも加工できるようになります。
アンプはただ音を大きくするだけでなく、音に歪み(ディストーション)を加えたり、リバーブ(残響)をかけたりといった音作りの軸です。

2. アンプの種類について
アンプは大きく分けると3種類です。
■ トランジスタアンプ(ソリッドステート)
特徴:丈夫で安価、メンテナンスが簡単。
音:クリーンな音が得意。歪みはやや人工的。
適正:はじめての一台、または自宅練習用。
■ チューブアンプ(真空管アンプ)
特徴:真空管を使用。温かみのある音が特徴。
音:豊かな倍音とナチュラルな歪み。
適正:自宅練習用からライブ、レコーディングまで。プロの現場でも使用される。
■ モデリングアンプ(デジタルアンプ)
特徴:様々なアンプの音を再現できる、デジタル技術搭載。
音:多機能でエフェクト内蔵のものも多い。
適正:大きい音が出せないときの自宅練習。作曲する際のレコーディング。高価な機種はライブでも使用可能。

3. 失敗しないアンプ選びとは
特に初心者さんがアンプを選ぶ際、失敗しないためのポイント。
①使用目的:自宅練習か、バンドでの使用か。
②音量とサイズ:自宅なら5〜20W程度で十分。
③エフェクト内蔵かどうか:エフェクト機能付きなら、音作りの幅が広がる。
④ヘッドフォン端子の有無:夜間練習には必須。
⑤予算:1万円台から購入可能。上を見ればキリがないので、目的に合わせて。

4. おすすめアンプ(はじめての一台として)
◎ YAMAHA THR10II
コンパクトなのに本格的な音。Bluetooth接続&多彩なエフェクト内蔵。自宅練習だけならこれで十分。

◎ BOSS Katana Mini
手軽な小型アンプ。シンプルな操作でしっかり歪む。普段からギターの持ち運びが多い方に使っていただきたい。
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◎ Fender Frontman 10G
王道フェンダーのエントリーモデル。つまみが少なく扱いやすい。クリーントーンをメインで使うのであればおすすめ。
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まとめ
アンプ選びは、ギターライフの充実度を大きく左右する大切な要素。
はじめてのアンプであれば、シンプルなモデルで十分です。
練習して上達するたびに、ワンランク上のアンプが欲しくなってくるかと思います。
ライフスタイルやご予算に合わせて、自分にぴったりのアンプを選べることがいちばん大切です。
ご自身で取捨選択を行い、選んだアンプに間違いはありません。
よいアンプとの出会いがあることを願っています!

ピンバック:【3選】自宅で練習するための小型ギターアンプ。 – 楽器製作所RMI