ストラップピンってこれのことです。
ギターやベースを立って演奏するときに使う、ストラップを引っ掛けるアイテム。
ちなみに、座って演奏するときも肩から掛けておくと楽器をホールドできるので安定する。試してほしい。
今回はそんなストラップピンが根本から外れてしまった、とのこと。
ドライバーも使わずに外れてしまったので、覗き込んでみた。
「めちゃでか穴空いてるじゃん…わろた」
しばらく見ない間にピアスを拡張した友人に再会したような気分になった。
笑ってる場合ではないので早速修理していく。
穴の形に合わせて木片を削り出す。
ボンドを塗り、突き刺す。
「おら」
硬化時間は長いが、粘性の高い接着剤を使用した。
このまま24時間放置。
埋めたら平面を出す。
ラッカー塗装というデリケートな方法で塗装されているため、ストラップピンの周辺は塗装が剥げている。
これ以上は傷口を広げない、という硬い意志で慎重に作業を進める。
ストラップピンの太さは以下の通り、3.03mmとのこと。
なので、ネジ山が噛むように小さめの2.5mmの穴を空ける。
ストラップピンを取り付けるんだけど、そのままつけたら塗装がまた剥げる。
それを避けるため、フェルト生地の緩衝材を挟む※ピンクの矢印
効果はどれだけあるかわからないけど、やらないよりはやった方がいい。それは確実。
目立たないけど、こちらにもフェルト生地の緩衝材を装着。
いいね、我ながらいいねと思ってしまったね。
ついでに頼まれていた、ボリュームポットも交換。
念の為、隣のポットにもアースも付けた※黒い線
完成〜!
フェンダーUSAのジャガー。剥げたラッカー塗装が最高に渋い楽器でした!
おわり。
ストラップピンの穴あけ直し 3,850円(税込)※1ヶ所