るいなです。
PRSの再塗装をしました。

今回はボディ背面、ネック背面を木目の透けた赤色に塗りました。
左が純正。右が塗装後。


ボディの表面も褪色した青色から、赤色に塗りました。


美しく塗れたなあ、とオーナー様と肩を並べて自慢したい気持ち。

元々ゴールドのパーツにカスタムされているおかげもあり、オーナー様の考え方がギターの雰囲気だけで伝わってくる仕上がり。

塗装といえば、必ず使うものであるシンナー。
すでに国内のギター工房さんたちがアナウンスしているためご存知かもだけれど、シンナー不足によってギターの製造や修理にも影響が出ている。
「シンナー不足がなんでギターに関係あるの?」

なぜシンナー不足がギターに影響するのか。
ここからは塗装された美しいギターを目の保養にご覧ください。

そもそも、多くのギターは木材を塗料でコーティングして完成としています。
りんご飴みたいなイメージ。
【りんご=木材】
【飴=塗料】

木材に塗料をコーティングする際、その塗料は混ぜ合わせて作ります。
主材(色)+硬化剤(固めるやつ)+希釈用シンナー(薄めるやつ)
この3つを混ぜることで、いわゆる塗料がようやく塗装できる段階になります。

そう、この希釈用(きしゃくよう)シンナーが2026年の春から入手しにくくなりました。
そして“希釈用”と書いたけれど、他には何があるのか。
洗い用シンナーです。

洗い用シンナーはその名の通り、洗うためのシンナー。
具体的にシンナーで洗う必要があるのは塗料を吹き付けるガンや、塗料を入れるカップなど。
シンナーで洗わなければ、塗料がガンの内部でそのまま固まってしまう。

シンナーは塗装をしたあとの道具を掃除するため、そして塗料の濃度を薄めるために欠かせない。

こうして綺麗な艶が出せるのもシンナーのおかげ。

ウレタン塗装(ポリ塗装)や、ラッカー塗装では必ずシンナーを使います。
今ある在庫を大切に使わねば、と気を引き締めました。

毛皮のような杢目が美しい個体。
お任せくださり、光栄です。

元々の塗装を剥がしたらわかるけど、やっぱり杢目が深くて濃い。
画像左端に嫁の影。
色を作るときは横で見張ってくれています。
遠方から郵送にて、大切なギターを預けてくださいました。
どんな楽器もひとつとして同じものはありません。
ありがとうございます。
おわり。


