ギターのボディ背面を再塗装する。シンナー不足がなぜギターの製造に影響するのか。

るいなです。

PRSの再塗装をしました。

再塗装 バック 背面 リフィニッシュ PRS Custom24

今回はボディ背面、ネック背面を木目の透けた赤色に塗りました。

左が純正。右が塗装後。

再塗装 リフィニッシュ 背面 バック PRS Custom24再塗装 リフィニッシュ 背面 バック PRS Custom24

ボディの表面も褪色した青色から、赤色に塗りました。

再塗装 リフィニッシュ PRS Custom24再塗装 リフィニッシュ PRS Custom24

美しく塗れたなあ、とオーナー様と肩を並べて自慢したい気持ち。

再塗装 リフィニッシュ PRS Custom24

元々ゴールドのパーツにカスタムされているおかげもあり、オーナー様の考え方がギターの雰囲気だけで伝わってくる仕上がり。

再塗装 バック 背面 リフィニッシュ PRS Custom24

塗装といえば、必ず使うものであるシンナー

すでに国内のギター工房さんたちがアナウンスしているためご存知かもだけれど、シンナー不足によってギターの製造や修理にも影響が出ている。

「シンナー不足がなんでギターに関係あるの?」

再塗装 ネック裏 リフィニッシュ PRS Custom24

なぜシンナー不足がギターに影響するのか。

ここからは塗装された美しいギターを目の保養にご覧ください。

再塗装 ヘッド リフィニッシュ PRS Custom24

そもそも、多くのギターは木材を塗料でコーティングして完成としています。

りんご飴みたいなイメージ。

【りんご=木材】

【飴=塗料】

再塗装 ヘッド リフィニッシュ PRS Custom24

木材に塗料をコーティングする際、その塗料は混ぜ合わせて作ります。

主材(色)+硬化剤(固めるやつ)+希釈用シンナー(薄めるやつ)

この3つを混ぜることで、いわゆる塗料がようやく塗装できる段階になります。

再塗装 ヘッド リフィニッシュ PRS Custom24

そう、この希釈用(きしゃくよう)シンナーが2026年の春から入手しにくくなりました。

そして“希釈用”と書いたけれど、他には何があるのか。

洗い用シンナーです。

再塗装 ネックジョイント リフィニッシュ PRS Custom24

洗い用シンナーはその名の通り、洗うためのシンナー。

具体的にシンナーで洗う必要があるのは塗料を吹き付けるガンや、塗料を入れるカップなど。

シンナーで洗わなければ、塗料がガンの内部でそのまま固まってしまう。

再塗装 リフィニッシュ PRS Custom24

シンナーは塗装をしたあとの道具を掃除するため、そして塗料の濃度を薄めるために欠かせない。

再塗装 リフィニッシュ PRS Custom24

こうして綺麗な艶が出せるのもシンナーのおかげ。

再塗装 リフィニッシュ PRS Custom24

ウレタン塗装(ポリ塗装)や、ラッカー塗装では必ずシンナーを使います。

今ある在庫を大切に使わねば、と気を引き締めました。

再塗装 リフィニッシュ PRS Custom24

毛皮のような杢目が美しい個体。

お任せくださり、光栄です。

ギター 色変え キルトメイプル

元々の塗装を剥がしたらわかるけど、やっぱり杢目が深くて濃い。

画像左端に嫁の影。

色を作るときは横で見張ってくれています。

  • ギター 色変え キルトメイプル
  • ギター 色変え キルトメイプル

遠方から郵送にて、大切なギターを預けてくださいました。

どんな楽器もひとつとして同じものはありません。

ありがとうございます。

おわり。

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