ダウンチューニングの欠点を克服する、次世代のメタルマシン“バリトンギター”とは

どうも、るいなです。

みなさん、ダウンチューニングしてますか?

僕はレギュラーチューニングでギターを弾くことの方が少ないです※6弦ギターの場合

もはやレギュラー(通例)が『ドロップCチューニング』になりつつあります。

とりあえずカッケェ音出したい人はダウンチューニングにしてみてほしい。

ダウンチューニングとは

ダウンチューニングとは。
レギュラーチューニングと呼ばれる、6弦からEADGBEの音よりも音程を下げたチューニングの方法。

例:
ドロップDチューニング DADGBE
ドロップCチューニング CGCFAD など。

チューニングを下げるとは、弦を張る力を緩くすること。

弦の張力が下がるとどうなるか。

・音程が合いにくくなる

・弦が指やピックに絡まりやすくなる

要するに楽器としての機能が成立しなくなってくる。

バリトンギター アイバニーズ

まあ、それはそう。

レギュラーチューニングで快適に弾くための楽器だもん。

ドロップCチューニングでも快適に演奏できるなんて、想定されていない。

ならばどうするか。

ダウンチューニングの欠点を補う作戦 その①

「弦を太くする」

バリトンギター アイバニーズ

正解。

これはひとつの正解だと思っている。

市販品でも太い弦は多く出回っている。

アーニーボールとかたくさんある。

ダウンチューニング用ギター弦

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多くのメタルギター演奏者はこちらの“弦を太くする”という選択をすることが多い。

欠点としては、ナットという部品を弦の太さに合わせなければいけないこと。

そして、オクターブチューニングという12フレット位置での音程も合わせなければいけないこと。

バリトンギター アイバニーズ

この2つがあるが、まあ調整すればいいだけの話ではある。

ただ、弦が太くなると指に力が必要になる。

変な力が入り、弾きにくくなることは確実。

そこでもうひとつ、正解を布教したい。

ダウンチューニングの欠点を補う作戦 その②

「ネックを伸ばす」

バリトンギター アイバニーズ

はい。意味わからん。

もちろん解説するので安心してほしい。

今までの前提としてお話ししていたギターというのは、“25.5インチスケール”のことを指す。

いわゆる“フェンダースケール”のこと。

※スケールとは、弦を張る長さのこと。弦長。

しかし、この世の中にはそれ以上のスケールを持つギターが存在する。

それが“バリトンギター”。

バリトンギター アイバニーズ

市場では、26.5インチ~30インチ程度のギターを指すことが多い。

バリトンギター、つまりネックを伸ばした場合のメリット。

“弦を太くする必要がない”

これが1番大きい。

今までと同じ弦の太さで使えるのだから弾きやすい。

バリトンギター アイバニーズ スルーネック

弦を張る距離を伸ばせば張る力は強くなるでしょ、っていうシンプルな考え方なんだけど、正解なんだよね。

そしてスケールを伸ばすことのデメリット。

これもお伝えしなければいけない。

バリトンギターのデメリット

バリトンギター アイバニーズ

『フレットとフレットの間隔が広くなる』

これは確実に広くなる。

個人的には慣れと練習次第でどうにでもなると思っている。

「部屋で8時間は練習しろ」

部屋で8時間は練習しろ、友達をなくすまで出掛けるな
モザイク貫通しすぎてて笑った。

ほらね、“ミック・トムソン”も言ってる。

練習は全てを解決する。

弦長はどんな練習をしても伸びないが、弾き心地の違和感は練習次第で解決できる。

んで!

バリトンギター アイバニーズ

ようやく本題!

この記事を書こうと思った理由でもある!

個人的に最高だと思うバリトンギターが発売されたのだ。

なんでこんなに喜んでいるのかって?

バリトンギター アイバニーズ

それはバリトンギターなんてオタク機材は普通は量産しないから。

普通はね。

しかし、量産した普通ではないメーカーがこちら。

Ibanez RGRTBB21

バリトンギター アイバニーズ

でた、メタルキッズの温床アイバニーズ。

大手のメーカーの中ではトップクラスに面白い楽器を販売してくれる、オタクの味方。

今までバリトンギターなんて、“Equilibrium Guitars” とか “Hapas Guitars” とか一部のオタクメーカーしか製作していなかったのに…さすがすぎる。

型番は『RGRTBB21』。

バリトンギター アイバニーズ

馴染みのあるRGボディに、“28インチスケール”までネックが伸びている。

メーカー推奨のチューニングはドロップBだが、個人的にはドロップC(弦ゲージ:09-46)が1番気に入った。

1オクターブ下げチューニングとかも試したけど、まだ日本のリスナーには馴染まないかもしれないと思った。

ダウンチューニングバンドHumanity's Last Breath

Humanity’s Last Breath”とか、日本で流行るの想像できないもん。褒めてる。

あ、でも“Sleep Token”は認知されてきたね!

彼らもバリトンギター使ってる。

いち早くSleep Tokenを弾きたい方は買った方がいい。

というわけで、こちら『Ibanez RGRTBB21』はダウンチューニング専用のメタルマシン。

次世代のメタルをバリトンギターと共に創ってほしい。

勝手にそんなことを思ったとさ。

おわり。


バリトンギター アイバニーズ

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バリトンギター アイバニーズ

【公式】Ibanez RGRTBB21

3件のコメント

  1. はじめまして、コメント失礼します。

    当方まだまだギター初心者ではあるのですが、ドロップチューニング用として2本目を検討しており、やはりメーカーはIbanezがいいと思い色々調べていたところバリトンギターなる存在を知り、ここに辿りつきました。

    本文に「ドロップCで09-46が気に入った」と書いてあったのですが、細めの弦でもこのギターでドロップCであればテンションは問題ないでしょうか?

    メインはドロップB.C(たまにドロップA)で、10-52くらいを使いたいと思ってるのですが、何分実店舗に展示品がなくあまりレビューも見つからずで…
    参考にさせていただけると助かります。

    • 楽器製作所RMI

      ヨキ様

      閲覧ありがとうございます。

      この記事を書きました、巫社瑠衣奈と申します。

      今回紹介したギターであれば、09-46のゲージを使用してドロップCチューニングで演奏しても問題ないと思います。私も実際に演奏しており、理想的なテンションだと感じました。

      おっしゃる通り、ドロップBチューニングであれば10-52のゲージでちょうどよいと思います。

      2本目にバリトンギターを検討なさる、ヨキ様のセンスに脱帽です。

      よい楽器との出会いを願っています。

      楽器製作所RMI
      巫社瑠衣奈

      • 巫社様

        ご回答いただき感謝です…!
        有益な情報をありがとうございます!
        いただいた情報をベースにさらに検討してみようと思います(たぶん購入する気がします)
        本当にありがとうございました

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